2019年10月8日火曜日

”Up to You” -----prologue----


旅に出ると
「お前は何者なのか なぜここにいるのか?」と
色々な言語で何度も問われると話していたのを覚えていますか

私たちはみな
自分が何者でどこにむかって生きてゆくのか
その答えを求め生きてゆくのだと思います
旅はシンプルな生活ゆえにひとりの人間としての自分が浮かびあがり
その後の人生のタネが蒔かれる季節のようなもの
そのタネは知らぬ間に葉を生い茂らせ、花を咲かせ、実をつけて
時々私のもとに姿を現わします

そう考えると
旅とは
自分のありようを映す鏡ではないでしょうか
27年前の旅を考えるとそう思えてなりません
ではまた、手紙を書きます

朝焼けがきれいな横浜より