2019年10月9日水曜日

paris .1





なをみさん

展示会が無事終わってよかったです。壁いっぱいのバラが素敵ですね。
招待状も、まるで遠い記憶の中の風景のようであり、おぼろげな未来のようで素敵でした。

春休み旅行のパリで思ったのは、なをみさんの展示作品のテーマの対話から続いている時間と事象の関係です。
私が知っているパリはすでになく、すべてが流れて、今日見たものは明日には変わっているという事でした。
帰ってそれを英語で検索したら、ギリシャの哲学者、ヘラクレイトスの言葉だったそうです。
「すべては流れる、留まらない」
万物流転 Everything flows
ただ、その一瞬私が見たと感じるものだけが私の中で永遠に存在します。

パリでなをみさんと歩いた日がキラキラと再現されてとても楽しく不思議な思いでした。あの時間はあちこちの歩道に残っていて自分が見ている今のパリの上に重なってくるのです。
花芯を作っていた職人のお宅はどこか思い出せませんでしたが、B&Bを通して仲良くなったチェロ奏者の友人が、昔の銀細工の職人街が今は人気のカフェとブティックに変貌したエリアを案内してくれて、その後、元は小さな紙工場のあった建物をアパートにした彼女の部屋を見せてくれたのですが、それが昔なをみさんについて行った職人さんのお宅の中庭にそっくりで、記憶が混乱しそうでした。

今、帰国の為にグリーンカードの更新手続き中ですが、手続きが遅れていて帰国に影響が出そうです。というのも、今の大統領の為に永住権手続きに時間がかかるようになったからなのだそうです。カードが届いたら飛行機のチケットを購入しようと思っていたのですが、どうも間に合わないので期間を短くしてグリーンカードが切れる前に帰国するか、弁護士を入れて臨時帰国の手続きをするか考え中です。
結局大事な事はいつもぎりぎりまでハラハラさせられるようになっているのかも。。

ではまた!!
寒いNYより

まつもと