2019年10月12日土曜日

Hohenschwangau .2





陽子さん

いつも、いつもあなたからの言葉は
文字から風景が飛び込んできます
「孤独」について文章は砂の音が聞こえるような気がしました

私にとって、あのヨーロッパの旅は他の時間と違って密度がありました
一瞬なのに記憶に残るようなシーン
刻々ときざみ続ける1秒は同じはずなのに
記憶には密度や厚みがあると思えます

~ただ、その一瞬私が見たと感じるものだけが私の中で永遠に存在します~

前にそう話していました
一瞬に焼きついた記憶は密度のある時間
では厚みのある時間とはどんな時ですか
孤独を求めnyに渡ってから
重ねた時間はどんなでしょう

昨年、ある展示がとても強烈で
帰ってきてすぐに自分のコサージュをサイズから時系列へ並べ替えました
それは作ろうと思っても作れない時間の厚みとなり驚きがありました
今では製作できない花の数々、稚拙でエネルギーだけの塊
恥ずかしような技術 焦り 苦しみ 箱を開けると製作過程と一緒にその時の感情までがホロスコープのように浮かび上がります

孤独の時間 その厚みはどんなでしょう
その時のことでなくとも結構です
教えてください
雪で大変だと思うので時間のあるときに・・・

なをみ