2019年10月10日木曜日

Paris .2






陽子さん

このところ、記憶について考えることが多くなりました
“テーマの対話からから続いている時間と事象の関係”
と話していましたが、とても興味があります
20年以上前のこの旅は私の中でもとても特別です
たくさんのことを思い出す事ができ、あの時の何かが姿を変えて私からでてきます
一緒に花芯を買いに行ったことは覚えていませんでしたが
そこのおじさんの勘定のしかたと数字の形まで記憶しています
ベニスのムラノ島までの、美しい口笛の演奏、アテネでの子供達の笑い声、
どれもこれも五感をフルに使った記憶なのではと思っています
快感を伴う事はよく記憶されるそうです
その時私は、ワクワクしていたんだと思います

書籍の企画展の時に知り合った若い男の子が
「脳内デジタル処理による感覚がわたしたちのリアルだと、そうおもいます
様々な情報、記号はそとの空間にあふれておりますが、それを脳が取捨選択、統合、あやつり、ある感覚を得るからこそ、それらまとまりのない情報たちが意味を持ってくるのではないでしょうか
よくセンスがよい、といいますが、幼少からの体験からつくられた『感じることができる感覚』とそれにたいするアクションが深く関連していると考えています」
と話していました
本当にそう思えます
大阪で詳しく話しを聞きたいです

いつになるのかハラハラですね、どちらにしても待っています

なをみ