2018年12月29日土曜日

“serendipity” la fleur - b1910 -

『浮遊する思考』 

彼女との会話はタンポポの綿毛を吹いたときのようである
ふぅーと吹くとあっという間に広がり、どこへともなく飛んでゆく
あんなところにもこんなところにもと思わぬ着地をしながら
話しが尽きることはない
それは言葉についてであったり、子供の話や、考え方だったりと話題も様々
会って、別れて、また会う
とても自然な形で会話をしている
言葉では、はっきりと通じていないと思うこともしばしば
けれども彼女が伝えたいことは感覚的に身体の中に入ってくる
会話と感覚についての面白い距離感である
その距離感が心地よさを携える
言葉でのやり取りは浮遊し、拡散し、はじまりも終わりもない
まるで彼女の写真箱の中そのもの
*************************************
*************************************
大きく開いた花びらは華やかなデザイン
シルクの花柄のスカーフを染色して深みがある色あいです
花びらの縁はチラチラと白い絵の具をのせ
中心のフランス製の花芯と合わさってハッキリとした印象にしました
プリントの位置によって一つ一つのコサージュの雰囲気も少しずつ変わります
枝の部分はシルバー色のワイヤーを巻いて作りました
コサージュピン部分にネックレス用のリングを取り付け
革紐を通してペンダントとしてもご利用いただけます