2018年6月25日月曜日

"Lovelorn” la fleur -b1856-


誰かの前で無防備でいられる心地良さと怖さの間で、私は「私」をよく見えるようになった気がします

二人でいる時も、一人だからです
別れた後の一人の時間が
不思議なくらい気持ち良いです

それは、学生時代にウランバートルの大草原を目の前にした時の風
パリのカフェで浴びた光
ハイになるくらい気に入った文章を読んだ時
肌触りの良いネグリジェで煙草を吸う時にも
似ています

忘れられない景色
風や光や雨
言葉や恋人の瞳も
思いがけずに、「本当に」見つめられた瞬間に
密度があるのかもしれないと思います
それはシェアできない、一人の時間です

愛と孤独の間には
困惑と不安、新しい解釈の発見
でもそれも答えじゃないと
自分で受け入れる私がいます
そうして、わずかなピースだけを
持つようになるのです
そうしないと
新しい愛も孤独も知ることができない

愛は一種の愛として
孤独は一種の孤独として
楽しむことができる

愛と孤独の間にいる女性が付ける花は、未完成で、完璧だろうと思いました

2018.3.11.18:28
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花柄のシルクのスカーフから作った華やかなブーケコサージュ
スカーフのプリント位置によって一つ一つのコサージュの色も少しずつ変わります
プレスをした上にPVCと革のベルトを乗せて、ニッケルのビスでとめつけています
裏には革のベルト通しが付いており、リボンや紐を通せる仕様になっています